京都府警は30日、中京署の留置場に収容していた20代の男が新型コロナウイルスに感染したと発表した。府内25警察署の留置場で感染者が出るのは初めて。同日午後10時半現在で、男の取り調べや護送などに関わった署員や府警本部の警察官ら計29人が自宅待機の措置となった。20人以上が濃厚接触者と認定されたという。
府警留置管理課によると、男は28日に微熱があり、29日にPCR検査を受けた。留置開始日は明らかにしていない。府警は中京署の留置場を消毒し、コロナ感染者らを隔離するために設けた京都市伏見区の留置施設に男を移した。
府警は留置場内の感染防止のため、収容直後から一定期間は1人で留置し、就寝や食事時を除くマスク着用などを指導している。
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