東京・葛飾区の路上で帰宅途中の20代の女性を突然襲い、首を絞めるなどしてけがをさせたとして、44歳の男が殺人未遂の疑いで警視庁に逮捕されました。2人に面識はなく、調べに対し「新型コロナで収入が減り、イライラしていた」などと供述しているということです。
逮捕されたのは住所不定、職業不詳の熊田正昭容疑者(44)です。
警視庁によりますと、去年7月、葛飾区東新小岩の路上で、帰宅途中だった20代の会社員の女性を突然背後から襲って引き倒したうえ、首を絞めるなどして全治2週間のけがをさせたとして殺人未遂の疑いが持たれています。
女性が「誰か助けて」と叫んだところその場から逃走しましたが、現場周辺の防犯カメラの映像などから特定されたということです。
2人に面識はなく、熊田容疑者は調べに対し容疑を認めたうえで、「飲食店でアルバイトをしていたが新型コロナで収入が減り、イライラしていた。物にあたるようにやってしまった」などと供述しているということです。
現場はJR新小岩駅近くの路上で、警視庁は容疑者が女性のあとをつけたうえで、人けのない場所で襲ったとみて詳しいいきさつを調べています。
NHKニュース 2021年1月22日 16時39分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210122/k10012828181000.html