東京・足立区家族6人死傷火災 放火と殺人の容疑で27歳母親を送検
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00210301.html 東京・足立区で幼い女の子など家族6人が死傷した火災が、驚きの急展開を見せている。
殺人などの疑いで26日、逮捕されたのは、27歳の母親だった。
石川昭子容疑者(27)は「大それたことになるとは思わなかった」と供述している。
この一家の周りでは、これまでもぼや騒ぎが相次いでいた。
1枚の写真に仲よく収まる家族。
しかし、夫と娘は火事で死亡した。
そして、2人を殺害した疑いで逮捕されたのは、妻、そして母親でもある石川昭子容疑者だった。
逮捕された石川昭子容疑者は2011年8月、東京・足立区の自宅が全焼した火事で、1階部分にライターで火をつけ、夫や娘ら3人を殺害したとみられている。
焼け跡から遺体で見つかった夫・和男さん(36)と、小学2年生の長女・心愛(ここあ)ちゃん(7)。
火災当時、現場では、心愛ちゃんとみられる悲鳴が聞かれていた。
8月、火災現場付近の住人は、「『助けて』、『熱い』、『誰か電話して』って。子どもの声とおばあちゃんの声が」と話した。
同居している家族6人が死傷した火災。
この時、昭子容疑者は、自宅の3階から飛び降り脱出していて、背中などにやけどを負った。
火災現場付近の住人は、「奥さんが出てきた時点で気になったのは、『中にいる人を助けて』って、それも言わない」、「その人が、ここで見ていたわけでしょう。普通なら『子どもが中にいる』って騒ぐでしょう」と話した。
実は、この一家の周りでは、これまでも不審火とみられるぼや騒ぎが相次いでいた。
火災現場付近の住人は、「(火災の)2日前になるの? 駐車場のものが燃えたらしいけど、何でそのとき、シャッターが開いていたのかなって」と話した。
8月、近所の住民は、「花火が上がるような、『パンッ』って、ああいうような音がして。ああ、またかっていう感じだよね」と話した。
隣の住人は、「前のところも1回、ぼやを起こして、こっちに来たって聞いた」と語った。
相次いだ不審火に加え、以前、住んでいた都内の別の家でもぼや騒ぎがあったという。
以前、住んでいた家の近所の住人は、「通っても会釈1つしないし、目線もあわせないし」、「お嫁さん(昭子容疑者)が大きな声で、対象は誰かわからないけど、怒鳴りつけていたり、大声を出していたりしている光景は見たという」と話した。
実は、和男さんと昭子容疑者の間には、心愛ちゃんのほかに2歳の長男がいたが、火事が起きた時は、けがで入院中だったという。
火事があったあと、昭子容疑者は、文京区にある母親の実家に身を寄せていたという。
昭子容疑者の実家周辺の人は、「嫁いだ先で相当、精神的なものがあったみたい」と話した。
そして26日午後、放火や殺人の疑いで逮捕された昭子容疑者が送検された。
25日夜、母親に付き添われて、警察に出頭した昭子容疑者は、「家に火をつけて、火事を起こし、夫や長女や夫の兄を死亡させてしまったことに間違いない」と、容疑を認めているという。
(10/26 18:18)