商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社、兵庫県西宮市社家町の西宮神社で10日早朝、十日えびすの恒例行事「開門神事」があった。今年は参拝者が本殿への一番乗りを目指して境内を駆ける「福男選び」が中止となり、約500人の参拝者は行列をつくり、ゆっくり歩いて本殿を目指した。
江戸時代に始まったとされる「開門神事」。毎年約5千人の参加者が9日夜から神社を取り巻くように並び、開門時の先頭付近での位置どりを決める抽選に臨む。今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で福男選びが中止になり、いつものにぎわいはなかった。
夜明け前の午前5時40分、赤門前でおはらいが行われ、門の前にできた列に、同神事を運営する「開門神事講社」の講長平尾亮さんが走らないよう協力を呼び掛けた。
午前6時。「開門」の掛け声とともに門が開いた。参拝者が福男を目指して飛び出していく例年のシーンはなく、開門神事講社のメンバーが先導し、5列になってゆっくり行進した。本殿に到着すると、平尾さんが「えべっさん、会いに来ました!」と宣言。参拝者たちは深々と頭をさげた。
5時半ごろから父親と先頭付近に並んだ小学5年生の男児(11)=西宮市=は「今年は静かでお参りしやすかった。『コロナが早く収束しますように』とお願いした」と話した。(村上貴浩)
https://news.yahoo.co.jp/articles/29a7f8b19e3561bee36ae283d5b64d25be32716a
1/10(日) 8:18配信
江戸時代に始まったとされる「開門神事」。毎年約5千人の参加者が9日夜から神社を取り巻くように並び、開門時の先頭付近での位置どりを決める抽選に臨む。今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で福男選びが中止になり、いつものにぎわいはなかった。
夜明け前の午前5時40分、赤門前でおはらいが行われ、門の前にできた列に、同神事を運営する「開門神事講社」の講長平尾亮さんが走らないよう協力を呼び掛けた。
午前6時。「開門」の掛け声とともに門が開いた。参拝者が福男を目指して飛び出していく例年のシーンはなく、開門神事講社のメンバーが先導し、5列になってゆっくり行進した。本殿に到着すると、平尾さんが「えべっさん、会いに来ました!」と宣言。参拝者たちは深々と頭をさげた。
5時半ごろから父親と先頭付近に並んだ小学5年生の男児(11)=西宮市=は「今年は静かでお参りしやすかった。『コロナが早く収束しますように』とお願いした」と話した。(村上貴浩)
https://news.yahoo.co.jp/articles/29a7f8b19e3561bee36ae283d5b64d25be32716a
1/10(日) 8:18配信