新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大阪、兵庫、京都の各府県は8日、新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の発令を政府に要請することを正式に決定した。3府県の知事は合同で9日に西村経済再生相に要請する。
大阪府の吉村洋文知事は8日午後、記者団に対し、「医療体制が非常に逼迫(ひっぱく)している」と要請理由を説明した上で、「緊急事態宣言は魔法のつえではない。一人ひとりの感染抑止の行動に尽きる」と述べて、府民にも協力を求めた。
愛知県の大村秀章知事も8日の記者会見で、緊急事態宣言の発令を政府に要請すると明らかにした。岐阜県の古田肇知事からも連携の申し出があり、両県で足並みをそろえて要請する方向で調整している。
8日夕方には、栃木県の福田富一知事も、国に緊急事態宣言の発令を要請する方針を示した。早ければ9日からの3連休中にも要請を行う意向だという。
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