(台北中央社)与党・民進党主席(党首)を兼務する蔡英文(さいえいぶん)総統は30日、同党中央常務委員会の開催を前に年末の談話を発表した。蘇貞昌(そていしょう)行政院長(首相)率いる内閣や党幹部の労をねぎらうとともに、政府が新型コロナウイルスの封じ込めに成功できたのは国民の努力のたまものだと感謝を伝えた。
民主主義で感染の抑え込みに成功した「台湾モデル」が、台湾を世界で最も安全な所の一つにしたとの評価があることにも言及。コロナとの闘いがまだ続いているとした上で、皆が気を緩めず一丸となり、コロナ禍を乗り切ろうと国民に協力を要請した。
新年に向けた祝福の言葉を国民に贈った蔡総統は最後に、来年も数々の試練が待ち受けており、為政者として引き続き台湾のために努力すると抱負を語った。
(葉素萍/編集:荘麗玲)
中央社フォーカス台湾 2020/12/30 17:53
https://japan.cna.com.tw/news/apol/202012300009.aspx
年末の談話を発表する蔡総統