福島市の木幡浩市長は17日記者会見し、同市の直近の新規感染者数の比率は、東京都や大阪府と同程度だったとし、「大方の感染経路は追跡できているが、年末年始に最大級の警戒をしてほしい」と呼びかけた。
市によると、人口10万人当たりの新規感染者数は、16日までの1週間で24・2人。今月9日までの1週間で東京都が22・38人、大阪府が27・27人だった。木幡市長は長時間・大人数での会食や、家族など普段から一緒にいる人以外との会食の自粛を要請。帰省者との間でも感染に注意するよう求めた。
また、感染対策が不十分な状態での飲食店の営業や、飲食事業者間の接触が感染拡大の背景になっていると指摘。飲食店に対し、基本的対策の順守や、福島駅前東口の接待を伴う飲食店を対象としたPCR検査への積極的な申し込みを求めた。市によると、16日までに225店から申し込みがあり、検査が終わった71店210人のうち1人の陽性が確認されている。【寺町六花】
毎日新聞2020年12月19日 11時00分(最終更新 12月19日 11時00分)
https://mainichi.jp/articles/20201219/k00/00m/040/021000c