千葉県内で13日、新型コロナウイルスに感染した100歳代の女性=船橋市=の死亡と、10歳未満〜100歳代の男女111人の感染が判明した。一日の感染者数が100人を超えたのは4日連続で、過去5番目の多さ。少なくとも41人の感染経路が不明。県内での死者は98人、累計の感染者は8189人に増えた。クラスター(感染者集団)が発生した市立船橋高校では、男子バレーボール部員14人を含む生徒15人の感染が分かり、感染者は計87人(教員13人、生徒74人)になった。
船橋市保健所によると、同校の男子バレー部では、既に2人の感染が確認されており、感染者は計16人になった。練習中のプレーをしていない時にマスクを着用せずに会話やかけ声を掛ける場面があった。同校では、男子バスケットボール部で部員37人、女子バレーボール部でも部員16人の感染が判明している。これまでに少なくとも約320人の検査が終了しており、市保健所がさらに進める。
船橋市は、同市居住の100歳代の女性が12日に死亡したことも明らかにした。新型コロナの症状はなかったが、別の疾患で入院し、陽性者と接触歴があったため検査、同日に感染が判明した。死因は新型コロナ感染症以外の疾患という。
クラスターが発生した船橋市内の介護老人保健施設「なつみの郷」でも、新たに50代介護士女性の感染が判明。同施設の感染者は計18人になった。
県は51人の感染を発表。松戸市の50代無職女性が肺炎を発症した。クラスターが発生した我孫子市の高齢者福祉事業所「総合リハビリデイサービスあびこの家」で利用者の50代男性の感染が分かり、同施設の感染者は計12人になった。男性は一度、検査を受けて陰性だったが、発熱して再検査したところ陽性だった。
千葉市は14人の感染を発表した。70代無職女性は10代の孫の感染が判明済み。小学生のきょうだい2人は、50代の父親が感染していた。
13日に県内で感染が確認された人の居住地は船橋市35人▽千葉市15人▽松戸市13人▽市川市9人▽習志野市、成田市が各4人▽柏市、流山市、野田市、我孫子市が各3人▽佐倉市、八街市、山武市、東金市が各2人▽八千代市、鎌ケ谷市、印西市、富里市、匝瑳市、栄町、横芝光町が各1人▽県外4人。
千葉日報
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