北海道警の交通機動隊員が速度違反の取り締まりで証拠偽造したとされる事件で、証拠隠滅などの罪に問われた元警部補吉本潤被告(58)=懲戒免職=の初公判が9日、札幌地裁(中川正隆裁判長)であり、吉本被告は起訴内容を認めた。
検察側は懲役2年6月を求刑し、即日結審した。判決は来年1月13日。
被告人質問で吉本被告は、速度が確定できないと検挙できず、歯がゆさを感じていたと動機を説明。「警察の信頼を裏切ることをした。申し訳ない」と謝罪した。検察側は論告で「社会に及ぼす影響が大きい極めて悪質な犯行」と批判。弁護側は執行猶予付き判決を求めた。
起訴状などによると、吉本被告は2019年8月〜今年5月、10回にわたり、パトカーを走行させながら電柱などにレーザーを照射する不適正な方法で速度を測定し、記録を偽造するなどしたとされる。
時事通信
12/9(水) 18:34
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