毎日新聞2020年12月8日 12時06分(最終更新 12月8日 12時06分)
新潟県新発田市滝谷で7日、赤外線カメラを搭載したドローン(小型無人機)でイノシシの個体数や生息域を調査し、農作物被害対策に役立てる実証実験があった。害獣対策にドローンを使う取り組みは同市では初めてで、今後はクマなどイノシシ以外の害獣にも応用が期待される。【露木陽介】
市内ではイノシシの目撃件数が年々増え、農作物被害額も右肩上がり。2019年度は約120万円に上り、多くが水田での被害だった。イノシシは体に寄生するダニを除去したり体温を調節したりするため、ヌタ場と呼ばれる泥地で泥浴びをするが、そのヌタ場に水田が使われる。泥浴びで倒された稲や、イノシシの臭いの付いた稲は収穫ができなくなってしまう。
この日はICT(情報通信技術)での鳥獣被害対策を手がけるDMMアグリイノベーション(東京都)や市などが共同で実証実験に臨んだ。ドローンは100〜150メートルまで上昇。操縦者から半径約2キロ圏の森林や茂みを赤外線カメラで撮影し、イノシシなどの害獣を探した。
===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://mainichi.jp/articles/20201208/k00/00m/040/074000c