12月7日朝、北海道苫小牧市の道央自動車道でスリップが原因とみられる多重事故があり1人が死亡しました。札幌でも女性がワゴン車にはねられ死亡するなど北海道内では事故が相次ぎました。
7日午前6時40分ごろ、苫小牧市の道央道上り線でベトナム人の技能実習生などを乗せたワゴン車が前方に停まっていた車を避けようとしてスリップし、後ろから来たトラックと接触しました。
ワゴン車の後部座席にはシートベルトがなく、事故のはずみで後ろのドアが開き、実習生2人は車外に投げ出されました。
この事故で技能実習生の30代の男性が死亡、ほか2人が重傷です。
また、この事故を避けようとした車少なくとも7台が玉突き事故を起こし3人がけがをしました。
当時路面はブラックアイスバーンで滑りやすくなっていたとみられます。
苫小牧市内では凍結路面によるスリップ事故が計26件相次ぎ、男女3人がケガをしました。
一方、石狩市では正午前、道路を横断していた近くに住む山口昭子さん(86)が左から来たワゴン車にはねられ死亡しました。
警察はワゴン車を運転していた配送員、片山英昭容疑者(74)を過失運転致傷の現行犯で逮捕しました。
現場は片側1車線の直線道路で、信号機や横断歩道はなく、当時路面は湿っていました。
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