空気が乾燥する冬季に向けて新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、文科省は12月3日、学校での感染症対策の指針となる衛生管理マニュアルを改訂し、学校現場に対して「寒い環境においても、可能な限り常時換気に努める」ことを強く求めた。常時換気のために窓を開ける幅は「10cmから20cm程度が目安」と具体的な数字を明記している。室温低下に備えて、児童生徒に暖かい服装を心掛けるよう指導するほか、空き教室を利用した二段階換気などを推奨した。また、高校での生徒や教職員の昼食で感染が広がったケースが生じていることを踏まえ、席の配置や食事後の歓談時のマスク着用を促した。
https://www.kyobun.co.jp/news/20201203_06/