新型コロナウイルスの感染者が、札幌市外の地方でも増加の一途をたどっている。13、14日は2日連続で札幌以外の感染者が100人を超え、15日には函館市と室蘭市、釧路市でクラスター(感染者集団)が確認された。人出が回復しつつあった観光地では団体客のキャンセルが目立ち始め、関係者は「このままの感染ペースが続けば、振り出しに戻りかねない」と危機感を募らせる。
函館市内で初のクラスターが確認された15日、五稜郭タワーは観光客でにぎわっていた。来場者数は回復傾向にあり、今週末も関東から1日千人近い観光客が来ているという。ただ、11月に入り東北の小学校7校計約500人の修学旅行がキャンセルとなり、大場泰郎営業部長は「感染者急増の影響が出始めている。今後が心配だ」と気をもむ。
市内の宿泊施設でも修学旅行や忘年会のキャンセルが増え始め、12月の宿泊取り消しが100件近くに上ったホテルも。元飲食店経営の天野一臣さん(78)は「感染者が増えてきて怖い。ただ、再び休業要請が出れば函館の飲食店などは生き残れない。客と店の双方が感染対策を徹底するしかない」とかつての飲食店仲間の苦境を気にかける。
旭山動物園園長「これからどうなるのか」
旭川市旭山動物園は14日に約1590人、15日は約2690人と前年同期の7割ほどの人出があった。園内では看護師が常駐するなど「万全の対策」で営業を続けるが、冬期営業開始の11日から年末の間、小中高計18校のキャンセルが出た。
坂東元園長は「感染者数が落ち着いてくれればいいが、これからどうなるのか」と心配し、家族と訪れた函館市の斉藤勝久さん(78)は「3密になりにくい場所を選んで外出しているが、いつ収束するのか先が見えない」と語った。
11/16(月) 6:08 北海道新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/73b46f7080a76452ebf649815ef7b4d86dad0802
函館市内で初のクラスターが確認された15日、五稜郭タワーは観光客でにぎわっていた。来場者数は回復傾向にあり、今週末も関東から1日千人近い観光客が来ているという。ただ、11月に入り東北の小学校7校計約500人の修学旅行がキャンセルとなり、大場泰郎営業部長は「感染者急増の影響が出始めている。今後が心配だ」と気をもむ。
市内の宿泊施設でも修学旅行や忘年会のキャンセルが増え始め、12月の宿泊取り消しが100件近くに上ったホテルも。元飲食店経営の天野一臣さん(78)は「感染者が増えてきて怖い。ただ、再び休業要請が出れば函館の飲食店などは生き残れない。客と店の双方が感染対策を徹底するしかない」とかつての飲食店仲間の苦境を気にかける。
旭山動物園園長「これからどうなるのか」
旭川市旭山動物園は14日に約1590人、15日は約2690人と前年同期の7割ほどの人出があった。園内では看護師が常駐するなど「万全の対策」で営業を続けるが、冬期営業開始の11日から年末の間、小中高計18校のキャンセルが出た。
坂東元園長は「感染者数が落ち着いてくれればいいが、これからどうなるのか」と心配し、家族と訪れた函館市の斉藤勝久さん(78)は「3密になりにくい場所を選んで外出しているが、いつ収束するのか先が見えない」と語った。
11/16(月) 6:08 北海道新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/73b46f7080a76452ebf649815ef7b4d86dad0802