1955年に発見された広田遺跡は、弥生時代後期から古墳時代にかけての大規模な集団埋葬墓地跡。貝を精緻に加工した装身具で埋葬者を飾る埋葬方法は国内に例がなく、2008年に国史跡に指定された。
大規模な発掘調査は発見直後と2000年代前半に2回行われた。2015年に町が開館した同ミュージアムは、2回目の調査の出土品を中心に収蔵する。
1回目に出土した「双性の巫」などの人骨は九州大学総合研究博物館(福岡市)、貝製装身具は黎明館(鹿児島市)と国立歴史民俗博物館(千葉県)が保管しており、ミュージアムでは写真パネルやレプリカで紹介してきた。小脇有希乃学芸員(44)は「国の重要文化財や貴重な人骨は展示のための移動自体が難しい。実物をぜひ間近から見て」と話す。
12月20日まで。高校生以上は入館料300円が必要。月曜休館。11月14日午後1時半からは鹿児島女子短期大学の竹中正巳教授による特別講座も開かれる。先着20人。
11/12(木) 11:30配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201112-00000008-minami-l46
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