経営するソープランドの女性従業員に販売する目的で緊急避妊薬などを大量に保管したなどとして、兵庫県警生活経済課や兵庫署などは12日、医薬品医療機器法違反(無許可販売、販売目的貯蔵)の疑いで、神戸市東灘区のコンサルタント会社社長の男(56)を逮捕した。
逮捕容疑は6月19日ごろ、同市兵庫区の福原エリアにあるソープランド「仮面貴族」など3店舗で、各店の店長3人と共謀し、国内未承認の避妊薬や緊急避妊薬など計923点を販売目的で貯蔵した疑い。未承認の避妊薬を従業員女性1人に販売するなどした疑いもある。調べに容疑を認めているという。
同課によると、3店舗はいずれも男が実質経営しているとみられる。県警は12日、店長の男ら3人も同法違反容疑で逮捕。コンサルタント会社社長の男らがインターネットの輸入代行業者を介し、海外の避妊薬などを購入して従業員の女性たちに販売していたとみて調べる。
昨年4月、元従業員の女性から「店長に勧められ、避妊薬を買った」と相談が兵庫署に寄せられ、捜査を開始。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202011/sp/0013860651.shtml