東京都中央区銀座の路上で今年8月、化粧品会社役員を名乗る中国籍の60代男性が車に押し込まれて約5時間にわたって監禁された事件で、警視庁捜査1課は11日、逮捕監禁致傷の疑いで、指定暴力団住吉会系幹部の60代の男=東京都=ら4人を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、ほかに逮捕されたのは、いずれも都内に住む、職業不詳の30〜40代の男3人だという。
事件は8月18日午後5時15分ごろ、中央区銀座の路上で発生。男性は自宅マンションの駐輪場に自転車を止めた際、催涙スプレーなどで襲われ、複数の男に抱えられ車に押し込まれた。男性は目や口に粘着テープを貼られたほか、手錠を掛けられたとみられ、腕を負傷した。約5時間後の午後10時ごろに解放され、千葉県浦安市の交番に駆け込み保護された。
車内では、犯行グループが男性に対し金銭を要求したとみられるが、これまで受け渡しは確認されていないという。男らと男性に面識はなかった。防犯カメラ画像などから4人が浮上した。
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