2020年11月09日14時19分
【バンコク時事】ミャンマーでアウン・サン・スー・チー国家顧問が率いる国民民主連盟(NLD)が政権を獲得してから初めてとなる総選挙が8日行われ、投票終了と同時に始まった開票作業が9日も続いた。スー・チー氏の根強い個人人気を背景に、NLDの第1党確保は確実で、単独過半数を維持できるかどうかが焦点だ。
NLDは2015年の前回総選挙で、少数民族和平と憲法改正を主要公約に掲げた。しかし、いずれも1期目の任期中は達成できず、国民の間で落胆が広がっている。
前回総選挙ではNLDが上下両院の改選議席の約8割を獲得し、半世紀以上に及んだ国軍主導の体制からの歴史的な政権交代を実現した。今回は改選議席の7割近くを確保すれば過半数に届く。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020110900626&g=int