【ワシントン時事】「選挙を盗ませるな」「結果は受け入れられない」。
首都ワシントンのホワイトハウスに近い教会前では、保守団体のメンバーが集まって選挙への不満をあらわにし、トランプ大統領への変わらぬ支持をアピールした。
キリスト教徒の白人男性は「大統領の近くまで来て『私は支持した』と伝えたかった」と静かに祈った。リサ・ミネタさん(33)は「不正選挙の疑いがあることが全世界に広がった」と険しい表情。バイデン前副大統領の勝利を後押しした郵便投票を念頭に「米国の民主主義が試されている」と語った。
トランプ氏は9月の討論会で極右団体に「待機せよ」と発言し、開票開始後は選挙の正当性に疑義を呈して訴訟を連発。支持者同士の衝突の懸念も消えていない。
米メディアによると、勝敗を決したラストベルト(さび付いた工業地帯)の激戦州の一つ、中西部ミシガン州の州都ランシングの議会議事堂前には、トランプ氏の支持者数百人が押し寄せた。「われわれは勝った」「まだ終わりではない」。バイデン氏の支持者が結果を認めるようなだめる中、あくまで勝利を主張した。
インターネット上でも、トランプ氏支持の声は根強い。トランプ氏がツイッターで「勝利」を主張すると、ツイッター社から警告文が付けられる一方で、100万近い「いいね」ボタンが押された。
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