高松市内で納骨堂を無許可で経営したとして、香川県警高松南署は4日、圓福寺(高松市西植田町)の僧侶の男(52)と、墓石等販売会社「オールストーン」(同市牟礼町)の社長の男(52)を、墓地埋葬法違反(無許可経営)の疑いで逮捕した。
発表によると、両容疑者は共謀し、同法が義務づける市長の許可を得ないまま、同市六条町に納骨堂を建設し、経営していた疑い。既に複数の遺骨が納められており、両容疑者は「骨を一時お預かりしただけ」などと否認しているという。
同市市民やすらぎ課によると、圓福寺は8月、納骨堂の新設について許可を申請していたが、同課は書類に不備があるとして受理していなかったという。
葬祭業界の専門誌を出版している「綜合ユニコム」(東京)の編集部によると、核家族化や、若者の大都市圏への流出などで、墓の維持管理を負担と感じる人向けに、納骨堂は各地で増えているという。厚生労働省によると、2018年度末、高松市にある納骨堂は28か所で、10年前(19か所)の約1・5倍に増加。県全体でも62か所と1・4倍に増えている。
11/6(金) 14:33配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201105-00050347-yom-soci