トルコとギリシャの間のエーゲ海で発生した地震と津波では、これまでに81人の死亡が確認されました。現地では生存率が急激に下がるとされる72時間が迫っていて、懸命の捜索と救助活動が続けられています。
先月30日、トルコとギリシャの間のエーゲ海を震源とする、マグニチュード7.0の大きな地震が発生し、地元当局によりますと、トルコでは79人が死亡、962人がけがをし、ギリシャでは2人が死亡、19人がけがをしたということです。
現地では発生からまもなく丸3日となり、生存率が急激に下がるとされる72時間が迫っています。
トルコの地元メディアは、大きな被害を受けた西部イズミル県で、地震の発生から58時間後の2日未明、14歳の少女が倒壊した建物から救出されたと大きく伝えています。
現地からの映像では、少女は担架に乗せられて救急車まで運ばれ、周囲では救出を喜ぶ拍手が起こったり、親族とみられる人たちが安どして抱き合ったりする様子が確認できます。
また、その7時間後には3歳の女の子ががれきの中から救出されたということで、女の子は救助隊員らに支えられて運び出されていました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201102/amp/k10012692851000.html