0001影のたけし軍団 ★
2020/10/28(水) 10:31:23.12ID:SdgOxdfA9これにより、スペインでは原則、午後11時から翌朝6時までの外出は禁止されることになる。
これに先駆けること約10日前、スペイン随一の観光地、バルセロナを擁するカタルーニャ州では
レストランなど飲食業界に対して15日間の営業停止を発令。レストランなどから悲鳴が上がっている。
カタルーニャ州政府は経済の柱になっている飲食業者と宿泊業者などを対象にした観光業界での
2週間の営業停止という決定を下すことに当初ためらいがあった。
何しろ、観光業は同州のGDPの12%を担い、また雇用面においても14%を占めているからだ。
しかも、地元デジタル紙『エル・ナシオナル』(10月21日付)が示しているように、
現在までのカタルーニャにおける観光業の落ち込みは74.8%という悲惨な状況にある。
それを承知で2週間の営業停止を発令させることはさらにこの落ち込みを加速化させてしまうことになる。
ホテルの場合は、カタルーニャ州で9割がこの発令以前から閉店しているが、中にはレストランとバルだけは営業していたホテルもある。
それも今回営業を停止せねばならなくなる。しかし、このまま手をこまねいて、何の対策も講じない場合は感染がさらに拡大するのは必至。
ということが理由で州政府は今回の決定を下したのである。
15日付の『クロニカ・グロバル』によると、カタルーニャ州には飲食業界に従事している店が4万4100店あり、
そのうち3万店がもろにこの影響を受けるとされている。何しろ2週間、売り上げがゼロという状態に耐えるには相当の犠牲を払わねばならない。
カタルーニャ連盟は、2週間の休業は総額9億ユーロ(1080億円)の売上損失につながると指摘している。
また、5割の業者が今年末まで事業を続けられるかわからないとしているという。
しかも、この業界に従事している関係者は20万7000人いるが、現在その3分の2が休業補償を受けて休職している。
現在およそ7万人余りがほそぼそとこの業界で継続して働いているという。
ところが、今回の完全営業停止でこの7万人も休業補償を受けねばならなくなる、とクロニカ・グロバル紙は指摘している。
休業補償というのはスペインの場合、手取りの7割が政府から支給されて最低限の生活は保障されることになっている。
もっとも、休業補償を受けている、あるいは受けることになる人が気になるのは、はたしてその後職場に復帰できるのか、ということだ。
店が潰れてしまった場合、休業補償は受け取れず、失業保険に切り替えないといけなくなる。
もっとも、休業補償についても、3月から支給されるようになってから、現在までもらっていない人がかなりいるというのも問題となっている。
行政上のシステムに問題があるようだが、それが今も一向に解決されないままなのだ。
再びの休業要請に飲食店からは悲鳴が上がる。500人の従業員を抱えるレストラン「トゥラガルス」グループの創業者の1人、
トマス・タルエーリャ氏はカタルーニャ代表紙『バングアルディア』の取材に対して、「従業員の中には(今後どうなるのか)あまりにも不安で泣きながら電話して来た者もいる」と語る。
https://toyokeizai.net/articles/-/384511