6歳長女殺害 母親に懲役10年の求刑
https://www.tulip-tv.co.jp/news/news_detail.html?nid=2167&dd=20201023
2020年10月23日 14:14 チューリップテレビ
去年10月、当時6歳の長女を殺害したとして殺人の罪に問われている母親の裁判で検察側は争点となっている「承諾殺人罪」は成立しないとして懲役10年を求刑し、23日、結審しました。
殺人の罪に問われているのは富山市婦中町牛滑(うしなめり)の無職萩潤子(はぎ・ひろこ)被告(37)です。
起訴状などによりますと萩被告は去年10月、自宅の寝室で当時6歳だった長女の凛々(りり)ちゃんにビニール袋をかぶせたうえヘリウムガスを吸わせて殺害したとされています。
裁判では殺人罪よりも刑が軽いとされる「承諾殺人罪」の成立をめぐり凛々ちゃんが自殺することを理解し、承諾していたかどうかが争点となっています。
23日の裁判で検察側は、被告の「凛々ちゃんが自殺を怖がったりためらう様子が一切なかった」という主張に対し、そのこと自体が死がどういうものか本当に理解していなかったことの証(あかし)だと指摘。
「凛々ちゃんが心中を承諾していたとはいえず、幼い娘の人格を無視して将来を奪った悪質な犯行」だとして懲役10年を求刑しました。
これに対し弁護側は、「被告は凛々ちゃんに死んだら夢だった水泳選手にはなれない、小学生にもなれないなど死ぬことについて具体的に何度も説明していて子どもでも理解しうる状況だった」と主張。
さらに、被告は離婚や仕事の悩みを抱え、心中を図るほどの精神状態に至ったことは同情すべきだとして執行猶予付きの判決を求めました。
被告は最終陳述で、「凛々からは何度も心中することに同意を得ていたが死なせてよかったことにはならない。今は毎日彼女を思い反省しています」と償いの言葉を述べました。
今月29日に判決が言い渡されます。
https://www.tulip-tv.co.jp/news/news_detail.html?nid=2167&dd=20201023
2020年10月23日 14:14 チューリップテレビ
去年10月、当時6歳の長女を殺害したとして殺人の罪に問われている母親の裁判で検察側は争点となっている「承諾殺人罪」は成立しないとして懲役10年を求刑し、23日、結審しました。
殺人の罪に問われているのは富山市婦中町牛滑(うしなめり)の無職萩潤子(はぎ・ひろこ)被告(37)です。
起訴状などによりますと萩被告は去年10月、自宅の寝室で当時6歳だった長女の凛々(りり)ちゃんにビニール袋をかぶせたうえヘリウムガスを吸わせて殺害したとされています。
裁判では殺人罪よりも刑が軽いとされる「承諾殺人罪」の成立をめぐり凛々ちゃんが自殺することを理解し、承諾していたかどうかが争点となっています。
23日の裁判で検察側は、被告の「凛々ちゃんが自殺を怖がったりためらう様子が一切なかった」という主張に対し、そのこと自体が死がどういうものか本当に理解していなかったことの証(あかし)だと指摘。
「凛々ちゃんが心中を承諾していたとはいえず、幼い娘の人格を無視して将来を奪った悪質な犯行」だとして懲役10年を求刑しました。
これに対し弁護側は、「被告は凛々ちゃんに死んだら夢だった水泳選手にはなれない、小学生にもなれないなど死ぬことについて具体的に何度も説明していて子どもでも理解しうる状況だった」と主張。
さらに、被告は離婚や仕事の悩みを抱え、心中を図るほどの精神状態に至ったことは同情すべきだとして執行猶予付きの判決を求めました。
被告は最終陳述で、「凛々からは何度も心中することに同意を得ていたが死なせてよかったことにはならない。今は毎日彼女を思い反省しています」と償いの言葉を述べました。
今月29日に判決が言い渡されます。