弘前大は新型コロナウイルスの影響で経済的に苦しむ学生を応援しようと、包括連携協定を結ぶ県内市町村の協力を得て、地元産品を学生に食べてもらう支援プロジェクトを実施する。
青森市や西目屋村など9市町村が特産品の詰め合わせを200箱ずつ用意し、計1800箱を無料で配る。1箱3000〜4000円相当で、コメやリンゴ、ご当地レトルトカレーなど、中身は多彩という。
5〜16日に学生生協のサイトで申し込みを受け付ける。応募多数の場合は、授業料免除の対象学生や留学生を優先する。
学生食堂では11〜13日、田子町のニンニクなど6市町村の特産品を使ったメニューを低価格で提供する。
総事業費は1000万円。自治体と大学が半分ずつ負担し、大学は寄付金を事業費に充てた。多くの市町村と大学が連携した学生支援は全国初という。
福田真作学長は「プロジェクトを通じ、地域に支えられている大学だと再認識した。学生たちには将来的に、支援を受けた各市町村に何らかの形で貢献してもらいたい」と話す。
河北新報 2020年10月05日月曜日
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