高知県警に逮捕され、警察署の留置場で勾留中だった男が6月、隠し持っていたスマートフォンで自身の姿を撮影し、複数の知人に送信していたことが24日、県警への取材で分かった。
勾留前に身体検査をした際に金属探知機が鳴ったが、当直責任者だった50代の男性警部らが近くの机の金属部分に反応していると判断し、見落としていた。
県警は留置業務が不適切だったとして、今月7日付で男性警部を本部長注意、他に勾留に関わった留置管理課員4人を所属長注意の処分とした。
県警によると、男が留置場内のトイレに長時間いることを不審に思った署員が確認し、スマホの持ち込みが判明。無料通信アプリLINE(ライン)で写真を送り、知人と電話やショートメールもしていた。
写真の背景に留置場の壁などが写っていたが、県警が要請して送信相手に削除してもらい、流出はないとしている。男はスマホをおしりに挟んで持ち込んだと話したという。
2020.9.24 12:59
https://www.sanspo.com/geino/news/20200924/sot20092412590008-n1.html