11日 天気急変 発達した雨雲や雷雲 局地的な大雨に
小野 聡子日本気象協会 本社小野 聡子 2020年09月11日06:55
https://tenki.jp/forecaster/s_ono/2020/09/11/9768.html
11日 天気急変 発達した雨雲や雷雲 局地的な大雨に
きょう11日(金)は関東甲信や北陸、東北などで日の差す時間はあるものの、
天気の急変に注意が必要です。
局地的に激しい雨や雷雨となるでしょう。空模様の変化にご注意ください。
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・天気急変 局地的に非常に激しい雨も
・ゲリラ豪雨の注意点 その@
・ゲリラ豪雨の注意点 そのA
・最高気温 東海や関東甲信で真夏日多い
●天気急変 局地的に非常に激しい雨も
今朝は九州から山陰にかけて活発な雨雲が流れ込み、
宮崎県や鹿児島県などでは1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降った所がありました。
きょう11日(金)は関東甲信や北陸、東北などで日の差す時間はあるものの、
天気の急変に注意が必要です。
秋雨前線が西日本から東日本に停滞し、
この前線に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。
また午前中は日の差す所もあるため、日差しと地上付近の気温の上昇に伴って、
大気の状態が非常に不安定となりそうです。
九州から関東甲信、北陸、東北南部では午後を中心に局地的に激しい雨が降りそうです。
あちらこちらで雷雲も発生するでしょう。
特に関東北部では非常に激しい雨の降る所がありそうです。
ここ数日の雨で地盤が緩んでいる所があります。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水にご注意ください。
●ゲリラ豪雨の注意点 その@
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)によって、危険な状態になるのは、
自分のいる所に雨雲がかかる場合だけではありません。
川の上流でゲリラ豪雨が発生すると、
雨が降っていない下流でも、被害が発生する恐れがあります。
上流のゲリラ豪雨を知るポイントは3つ。
1つめは、川の水かさが急に増えること、
2つめは、川の水が濁ること、
3つめは、木の枝などが流されてくることです。
また、サイレンはダムを放流する合図なので、
川のそばにいて、サイレンを聞いた場合も、必ず川から離れてください。
●ゲリラ豪雨の注意点 そのA
ゲリラ豪雨が街中で発生すると、
アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。
そこで、避難の際は、次の3つのことに注意が必要です。
@雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、
建物の1階以上の場所を選びましょう。
橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。
A浸水した道路を歩く時は、とても危険です。
水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、
側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。
やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。
Bアンダーパスなど低い所を通る道路では、
車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。
運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。
●最高気温 東海や関東甲信で真夏日多い
今日の最高気温は、北海道はきのうよりもさらに低くなる所があるでしょう。
20度に届かない所もあり、一気にひんやりと感じられそうです。
ここ数日との気温の差が大きいので体調管理に注意が必要です。
東北は30度前後まで上がるでしょう。
関東甲信や東海は30度以上の真夏日の所が多く、厳しい残暑となりそうです。
甲府など内陸部では猛暑日に迫るほどの暑さでしょう。
近畿は30度前後、中国、四国、九州は30度に届かない所が多くなりそうです。