https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200831/k10012593521000.html
熊本県の球磨川の河口にあたる八代海で、アサリの死滅が相次いでいます。7月の豪雨で大量の真水が海に流れ込み、塩分濃度が低下した影響とみられ、県が被害状況を詳しく調べています。
八代海は、年間76トンのアサリが採れる県内でも有数の潮干狩りスポットですが、県水産研究センターなどの調査で、7月の豪雨のあと、アサリが死滅する被害が相次いで確認されています。
センターが八代海の塩分濃度を調べたところ、通常3%の海面の濃度が、河口近くで0.6%ほどまでに低くなっていました。
アサリは塩分濃度が0.75%を下回ると、死滅するという研究データがあるということで、センターは、
豪雨によって大量の真水が海に流れ込み、塩分濃度が低下した影響でアサリが死滅したとみて、被害の状況を詳しく調べています。
八代市の鏡町漁業協同組合の徳田司組合長は「自然災害だから、しかたないが、残念ながら八代海のアサリは、ほぼ全滅状態だ。
過去の豪雨被害でも同様のことがあったが、今回は少しだけ稚貝が残っているので、これを大切に育てて前向きに頑張りたい」と話していました。
熊本県の球磨川の河口にあたる八代海で、アサリの死滅が相次いでいます。7月の豪雨で大量の真水が海に流れ込み、塩分濃度が低下した影響とみられ、県が被害状況を詳しく調べています。
八代海は、年間76トンのアサリが採れる県内でも有数の潮干狩りスポットですが、県水産研究センターなどの調査で、7月の豪雨のあと、アサリが死滅する被害が相次いで確認されています。
センターが八代海の塩分濃度を調べたところ、通常3%の海面の濃度が、河口近くで0.6%ほどまでに低くなっていました。
アサリは塩分濃度が0.75%を下回ると、死滅するという研究データがあるということで、センターは、
豪雨によって大量の真水が海に流れ込み、塩分濃度が低下した影響でアサリが死滅したとみて、被害の状況を詳しく調べています。
八代市の鏡町漁業協同組合の徳田司組合長は「自然災害だから、しかたないが、残念ながら八代海のアサリは、ほぼ全滅状態だ。
過去の豪雨被害でも同様のことがあったが、今回は少しだけ稚貝が残っているので、これを大切に育てて前向きに頑張りたい」と話していました。