フィリピン政府は2日、新型コロナウイルスの新規感染者が5032人と4日連続で過去最多を更新し、
累計で10万人を超えたと発表した。死者は累計で2059人。いずれも東南アジアではインドネシアに次いで多い。
政府が外出・移動制限を段階的に緩和したことにともない、感染が拡大。マニラ首都圏などで医療体制が逼迫しつつある。
2日時点の累計感染者数は10万3185人。治療中の人は3万5千人強で98%が軽症か無症状だとしている。
1日の感染者数は6月までは1千人以下にほぼ収まっていたが、検査態勢を拡充したこともあり、
7月上旬以降、2千人前後に増え、ここ4日は4千〜5千人となっている。
保健省によると、コロナ患者を受け入れる全国の病院などの専用病床1万7千床弱のうち54%が埋まっている。
だが、患者が急増するマニラでは約5700床の80%が埋まり、受け入れを拒否する病院も相次ぐ。
同省高官は「医療体制が逼迫しつつある」と認める。
政府は3月中旬から厳格な外出・移動制限を導入。警察などが違反者を厳しく取り締まり、感染拡大を抑えていた。
企業活動の停滞が経済に影響を及ぼしたことから、政府は5月中旬から段階的に外出制限を緩和。
現在は感染防止策をとることなどを条件に多くの商業施設が営業を認められ、企業も徐々に操業を再開している。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62204910S0A800C2EAF000/
累計で10万人を超えたと発表した。死者は累計で2059人。いずれも東南アジアではインドネシアに次いで多い。
政府が外出・移動制限を段階的に緩和したことにともない、感染が拡大。マニラ首都圏などで医療体制が逼迫しつつある。
2日時点の累計感染者数は10万3185人。治療中の人は3万5千人強で98%が軽症か無症状だとしている。
1日の感染者数は6月までは1千人以下にほぼ収まっていたが、検査態勢を拡充したこともあり、
7月上旬以降、2千人前後に増え、ここ4日は4千〜5千人となっている。
保健省によると、コロナ患者を受け入れる全国の病院などの専用病床1万7千床弱のうち54%が埋まっている。
だが、患者が急増するマニラでは約5700床の80%が埋まり、受け入れを拒否する病院も相次ぐ。
同省高官は「医療体制が逼迫しつつある」と認める。
政府は3月中旬から厳格な外出・移動制限を導入。警察などが違反者を厳しく取り締まり、感染拡大を抑えていた。
企業活動の停滞が経済に影響を及ぼしたことから、政府は5月中旬から段階的に外出制限を緩和。
現在は感染防止策をとることなどを条件に多くの商業施設が営業を認められ、企業も徐々に操業を再開している。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62204910S0A800C2EAF000/