【増毛】増毛山道(増毛町別苅―石狩市浜益区幌)の途中にあるミズナラの大木について、樹木医が樹齢500〜600年と推定した。なぜ伐採を免れたのかはなぞだが、窪地に立っていて運搬が難しかったとの見方が有力だ。近くには同山道が開削されたころに生まれた樹齢160年のウダイカンバがあり、山道の「マザーツリー」と愛称が付けられており、増毛山道の会は2本の大木を今後のツアー案内の目玉の一つとして紹介する考えだ。
ミズナラは岩尾温泉から歩いて2時間ほどの標高約650メートルにある。山道から10メートルほどしか離れておらず、以前から山道の会でも話題になっていた。ただ、周囲は深いササに覆われ、近づけなかった。5年前、同会がササを刈り、直径1・6メートル、高さ約20メートルと判明。根元に空洞があり、3年前にはマイタケが数多く発生し、健康状態が心配されていた。
北海道新聞 07/17 06:37 更新
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/441346
画像 増毛山道近くにあるミズナラの大木(増毛山道の会提供)