世界保健機関(WHO)によると、コンゴ民主共和国(旧ザイール)の西部でエボラ出血熱が拡大しており、これまでに約50人の感染が確認されている。
WHOで緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン氏は、6月1日に当局が感染拡大を発表して以来、コンゴ民主共和国のエカトゥール州で48人の感染が確認されているほか、3人の疑い例が見つかり、20人が死亡していると述べた。
同氏は記者会見で、「まだ感染は拡大途上にあり、依然大きな懸念要因といえる」と指摘。同州にはコンゴ川の一部が含まれており、ここはコミュニティー同士がつながっている中で人々が長距離を移動する広大な地域だと付け加えた。
同氏は、「今回の被害数は小さいが、新型コロナウイルスの時代にあってほかの疾病の表面化から目をそらさないことが極めて重要だと注意を促したい。われわれはこれまでに、北キブ州などの過去のエボラ流行で、これが簡単に制御不能となり得ることを見てきている」と述べた。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/07/2050-4.php
WHOで緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン氏は、6月1日に当局が感染拡大を発表して以来、コンゴ民主共和国のエカトゥール州で48人の感染が確認されているほか、3人の疑い例が見つかり、20人が死亡していると述べた。
同氏は記者会見で、「まだ感染は拡大途上にあり、依然大きな懸念要因といえる」と指摘。同州にはコンゴ川の一部が含まれており、ここはコミュニティー同士がつながっている中で人々が長距離を移動する広大な地域だと付け加えた。
同氏は、「今回の被害数は小さいが、新型コロナウイルスの時代にあってほかの疾病の表面化から目をそらさないことが極めて重要だと注意を促したい。われわれはこれまでに、北キブ州などの過去のエボラ流行で、これが簡単に制御不能となり得ることを見てきている」と述べた。
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