東京都知事選(5日投開票)で、野党は候補者を一本化できず、自民、公明両党が実質的に支援した小池百合子知事に圧勝を許した。野党第1党の立憲民主党が独自候補を擁立できず、指導力を示せなかったことが大きい。消費税減税など政策を巡る路線対立も表面化し、次期衆院選の野党共闘に不安を残した。【樋口淳也、宮原健太】
「野党と都民が気持ちを一つに戦ったことは、財産となる。来たるべき衆院選は、(与野党の)一騎打ちの構図に持っていきたい」。立憲の長妻昭選対委員長は5日夜、記者団に前向きに総括してみせた。共産党の小池晃書記局長も「衆院選に向け、市民と野党の本気の共闘態勢ができた」と語った。(以下有料版で,残り656文字)
毎日新聞2020年7月6日 19時09分(最終更新 7月6日 20時33分)
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