在留外国人や受け入れ企業、自治体への一元的な支援拠点「外国人在留支援センター(FRESC)」が6日、東京都新宿区四谷にオープンした。出入国在留管理庁など八つの機関から成り、在留手続きをはじめ、就労や法的な困りごと、人権侵害など多様な相談に対面や電話で応じる。
政府が掲げる「外国人材の受け入れ・共生のための総合的対応策」の一環として設立された。8機関は、総合調整を担う出入国在留管理庁在留支援課のほか、東京出入国在留管理局▽東京法務局人権擁護部▽法テラス(日本司法支援センター)▽ジェトロ(日本貿易振興機構)▽外務省ビザ・インフォメーション▽東京労働局外国人特別相談・支援室▽東京外国人雇用サービスセンター。
8機関に所属する計約160人の職員が同じオープンスペースにいるのが大きな特徴で、テレビ電話システムの活用によって11の言語に対応できるという。オープンに合わせて内部を視察した森雅子法相は「八つの機関が集まっているので、外国人の皆さまが1カ所で相談を済ませることができると同時に、各機関が相互協力する効果も期待できる」と話した。
センターはJR四ツ谷駅のすぐそばで、開庁は平日午前9時〜午後5時。ナビダイヤルは0570・011000。【村上尊一】
毎日新聞2020年7月6日 16時48分(最終更新 7月6日 16時49分)
https://mainichi.jp/articles/20200706/k00/00m/040/117000c