5日投開票の東京都知事選で小池百合子知事が再選したのを受け、与野党から反応が相次いだ。
自民党の鴨下一郎都連会長は党本部で記者団に「党として独自候補の擁立に至らなかったが、小池氏を支持した人も多い。そういう意味で安堵している」と述べた。公明党の佐藤茂樹選挙対策委員長は「4年間実績を積み上げたことが評価された」と語った。
立憲民主、共産、社民の野党3党は元日弁連会長の宇都宮健児氏を支援した。立民の長妻昭選対委員長は「敗因を分析して次に生かしたい」と話した。国民民主党などとの合流の必要性について「今回の戦いを踏まえて加速しないといけない」と指摘した。
共産党の志位和夫委員長は「共闘の流れを次期衆院選に発展させたい」とのコメントを発表した。社民党の吉田忠智幹事長は「れいわ新選組の山本太郎氏との間で『反小池票』が分散して伸び悩んだ」との談話を出した。
日本経済新聞 2020年7月5日 21:30
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