中国国家衛生健康委員会(National Health Commission)が1日に発表した草案では、亡くなった人々の臓器を遺族が提供することを認めている。
中国は臓器摘出を目的とした児童の人身売買を根絶しようとしており、同案では未成年者を生体ドナーにすることを違法としている。
長年にわたって物議を醸してきた、刑執行後に死刑囚の臓器を摘出する慣行は2015年に廃止され、中国はその後、深刻なドナー不足に取り組んできた。
中国政府は2007年に初めて臓器提供を規制する法律を成立させた。
だが中国の強制的な臓器摘出の実態について独自に調査している、英首都ロンドンに拠点を置くNGO「中国法廷(China Tribunal)」は、昨年7月に発表した報告書で、刑罰と刑執行の不透明性ゆえに、中国の闇市場では腎臓一つが場合によって、約5万ドル(約540万円)で売買されていると指摘。
また、中国における臓器移植の件数は、公式のドナー数をはるかに上回っており、超過分は中国国内で非合法化されている気功集団、法輪功(Falun Gong)のメンバーを含む政治犯らが占めると述べている。
中国政府は、こうした指摘を否定し続けている。【翻訳編集】 AFPBB News
7/4(土) 21:58 AFP=時事
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d0f359e61d302b606bd8e5b3a418dc4987248b3
![【中国】臓器提供の規則改正を検討 死刑囚からの摘出やめドナー不足に NGO 闇市場では腎臓一つ540万円 [ばーど★]->画像>2枚](https://amd.c.yimg.jp/amd/20200704-00000030-jij_afp-000-1-view.jpg)
参考ソース
どうして可能?オンデマンド移植 法輪功などが中国臓器ビジネスの調達先=人権団体報告
https://www.epochtimes.jp/p/2020/03/53074.html