九州を襲った4日未明の大雨で、土砂崩れなど大きな被害が出た熊本県津奈木町の状況について、西日本新聞「あなたの特命取材班」の通信員、農業村上恭一さん(55)=同町福浜=が電話取材に応じた。
雨は3日から断続的に降っていた。4日午前7時ごろ、「近所の家が流されている」という知人の電話で目を覚ますと、小高い丘にある村上さんの自宅近くも田んぼが水没、川のようになっていたという。自宅の浸水はなかったが、朝から正午ごろまで停電した。
家から500メートルほどの住宅では裏山が崩れ、家が押し流されていた。その家に住む80代の夫婦と50代の息子が巻き込まれ、息子は発見されたが夫婦はまだ見つかっていないという。「同じ農家仲間で、よくあいさつなどしていた。こんなことになるなんて」と安否を気遣った。
近所の多くの住宅も床上浸水しており、村上さんは「今まではせいぜい床下浸水くらい。床上浸水や家が流されるくらいの大雨なんて、ずっと住んでいるが初めて」と声を震わせた。(黒田加那)
西日本新聞 2020/7/4 14:08 (2020/7/4 14:08 更新)
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/623029/
雨は3日から断続的に降っていた。4日午前7時ごろ、「近所の家が流されている」という知人の電話で目を覚ますと、小高い丘にある村上さんの自宅近くも田んぼが水没、川のようになっていたという。自宅の浸水はなかったが、朝から正午ごろまで停電した。
家から500メートルほどの住宅では裏山が崩れ、家が押し流されていた。その家に住む80代の夫婦と50代の息子が巻き込まれ、息子は発見されたが夫婦はまだ見つかっていないという。「同じ農家仲間で、よくあいさつなどしていた。こんなことになるなんて」と安否を気遣った。
近所の多くの住宅も床上浸水しており、村上さんは「今まではせいぜい床下浸水くらい。床上浸水や家が流されるくらいの大雨なんて、ずっと住んでいるが初めて」と声を震わせた。(黒田加那)
西日本新聞 2020/7/4 14:08 (2020/7/4 14:08 更新)
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