2020年7月1日 14時38分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200701/k10012491141000.html 中国・四国地方を中心に川の氾濫などが相次いだ西日本豪雨から7月6日で2年になります。甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町の小学校では被災した児童などの体験記を集めた防災教育用の副読本を作り、初めての授業が行われました。
副読本を作ったのは倉敷市真備町の薗小学校で、7月1日は6年生の総合学習の時間に、副読本を使った初めての授業が行われました。
おととしの西日本豪雨で、倉敷市真備町では災害関連死を除いて51人が死亡するなど甚大な被害を受け、副読本には児童や地域の人たち16人が寄せた体験記などが掲載されています。
授業では、自宅の2階のベランダに取り残され、翌朝、ボートで救助された男性の体験談が紹介され、子どもたちは早めに避難することの大切さを学びました。
このあと、子どもたちは避難する時に何を持ち出すかを考え、水やラジオのほか、体温計やペットの餌を持っていくといった意見が出されていました。
子どもたちは「おととしの豪雨はとても怖かったです。避難する時に持ち出す物をまだ用意していないので、早速持ち出し袋をつくりたい」とか、「新型コロナウイルスに感染しないために、アルコールの消毒液を持って行きたい」などと話していました。