2020年6月27日 13時39分
新型コロナウイルス感染拡大のため今年の開催が見送られた福岡市博多の夏の風物詩「博多祇園山笠」。追い山のゴールとなる廻(まわ)り止めに本店を構える老舗和菓子店「石村萬盛堂」(福岡市博多区)は、例年山笠の時期に限定販売している縁起菓子を今年も変わらず販売する。山笠は疫病退散が起源とされるだけに、新型コロナ終息の願いを込めた。【末永麻裕】
山笠は博多の総鎮守・櫛田神社(同)の神事。今年の行事が見送られる中、唯一の飾り山笠が櫛田神社の境内に奉納される。博多人形師の中村信喬さん・弘峰さん親子が、豪将・加藤清正や桃太郎に「コロナ退治」の願いを込めた飾り山笠を手掛ける。
その中村さん親子と提携して2017年から限定販売しているのが「大黒飴(あめ)」。今年は「番外・大黒飴」(税込み1000円)として15日から販売を始めた。本店が大黒流のエリアに位置することにちなんだ。約20箱に1個の割合で弘峰さん制作の大黒様の博多人形1体が入っている。人形は金、黒、特別彩色の3種で、特別彩色は全体で1体のみ。今年は飾り山にちなんで弘峰さんが描いた加藤清正、虎、桃太郎、鬼の絵柄を飴にあしらった。
7月1日から販売を始めるのは「祇園饅頭(まんじゅう)」。こちらも今年は「番外・祇園饅頭」(5個入り〜・税込み750円〜)として、中村さん親子が手掛ける飾り山の表(前面)と見送り(裏面)の下絵を用いた包装紙2種類を特別に用意。包みを解いてそのまま額装できるように仕上げている。
毎年遠方から、山笠を楽しみに訪れる見物客や帰省して山笠に参加する男衆のため、今年は大黒飴と祇園饅頭をオンラインショップでも販売する。
自身も男衆の一人の石村慎悟副社長(38)は「山笠は延期となっても、心意気は変わらない。せめて縁起菓子で山笠への思いを楽しんでいただければ」と話している。販売はいずれも7月15日まで。売り上げの一部は櫛田神社に寄付する。
ソース https://mainichi.jp/articles/20200627/k00/00m/040/102000c
新型コロナウイルス感染拡大のため今年の開催が見送られた福岡市博多の夏の風物詩「博多祇園山笠」。追い山のゴールとなる廻(まわ)り止めに本店を構える老舗和菓子店「石村萬盛堂」(福岡市博多区)は、例年山笠の時期に限定販売している縁起菓子を今年も変わらず販売する。山笠は疫病退散が起源とされるだけに、新型コロナ終息の願いを込めた。【末永麻裕】
山笠は博多の総鎮守・櫛田神社(同)の神事。今年の行事が見送られる中、唯一の飾り山笠が櫛田神社の境内に奉納される。博多人形師の中村信喬さん・弘峰さん親子が、豪将・加藤清正や桃太郎に「コロナ退治」の願いを込めた飾り山笠を手掛ける。
その中村さん親子と提携して2017年から限定販売しているのが「大黒飴(あめ)」。今年は「番外・大黒飴」(税込み1000円)として15日から販売を始めた。本店が大黒流のエリアに位置することにちなんだ。約20箱に1個の割合で弘峰さん制作の大黒様の博多人形1体が入っている。人形は金、黒、特別彩色の3種で、特別彩色は全体で1体のみ。今年は飾り山にちなんで弘峰さんが描いた加藤清正、虎、桃太郎、鬼の絵柄を飴にあしらった。
7月1日から販売を始めるのは「祇園饅頭(まんじゅう)」。こちらも今年は「番外・祇園饅頭」(5個入り〜・税込み750円〜)として、中村さん親子が手掛ける飾り山の表(前面)と見送り(裏面)の下絵を用いた包装紙2種類を特別に用意。包みを解いてそのまま額装できるように仕上げている。
毎年遠方から、山笠を楽しみに訪れる見物客や帰省して山笠に参加する男衆のため、今年は大黒飴と祇園饅頭をオンラインショップでも販売する。
自身も男衆の一人の石村慎悟副社長(38)は「山笠は延期となっても、心意気は変わらない。せめて縁起菓子で山笠への思いを楽しんでいただければ」と話している。販売はいずれも7月15日まで。売り上げの一部は櫛田神社に寄付する。
ソース https://mainichi.jp/articles/20200627/k00/00m/040/102000c