神奈川県で新型コロナウイルスの感染者が6人確認されたほか、治療中の患者2人が死亡し、25日に各自治体が発表した。感染者6人中5人は感染経路が分かっていない。
感染者は、横浜市2人▽川崎市1人▽藤沢市1人▽その他県域2人−の計6人。死亡者は、横浜市1人、海老名市1人。
横浜市の感染者は、いずれも市内に住む、飲食店勤務の30代女性と、会社員の50代女性。30代女性は、東京都が陽性を確認した患者と接触歴があった。50代女性は感染経路が分かっていない。
川崎市の感染者は、同市麻生区に住む大学生の10代男性で、感染経路は不明。市によると男性は軽症で、2月以降は通学していない。
藤沢市の感染者は、同市内に住む会社員の20代男性で、感染経路は分かっておらず、市が行動歴や濃厚接触者を調べている。
その他県域では、伊勢原市の会社員の30代男性と、厚木市の学生の10代女性の感染が明らかになり、県が発表した。いずれも感染経路は不明という。
死亡者のうち、横浜市が発表したのは、80代男性。
クラスター(感染者集団)が発生していた湘南泉病院(同市泉区)で入院中に感染していた。5月12日に陽性が判明し、別の医療機関に転院して治療を続けていたが、6月24日に新型コロナウイルス感染症による肺炎で死亡した。
同病院のクラスターは6月上旬に収束したとみられているが、これまでに計16人(職員6人・患者10人)が感染し、この男性を含め患者計5人が亡くなった。
県が発表した死亡者は、海老名市の50代男性。6月12日に陽性が判明し、25日に新型コロナウイルス感染症による肺炎で死亡した。県は遺族の意向をくむとして、基礎疾患の有無など、この男性についての詳しい情報を明らかにしていない。
6/25(木) 19:55配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/e029078039facd16f941c9ee5534e5051be2b82c