コロナ差別から子どもを守れ さいたま市教委が教員向けに「手引き」 具体的想定も
毎日新聞 2020年6月17日 10時01分(最終更新 6月17日 10時02分)
https://mainichi.jp/articles/20200617/k00/00m/040/044000c
新型コロナウイルスに関する差別や偏見から児童・生徒を守ろうと、さいたま市教育委員会が教職員向けに、「差別防止の手引き」を作成した。「新しい生活様式」で学校が再開した中、感染者や、生活様式を守らない子への過剰反応が差別につながらないよう具体的な指導内容を示した。
さいたま市は1日から分散登校を始め、15日から通常授業を再開した。マスク着用や「友達との距離を空ける」など、感染防止のための新たなルールを指導している。
全10ページの「手引き」は市立学校の全教職員に送付した。「制限や禁止のみの指導が、新しい生活様式を守れない人などへの中傷につながってはならない」とし、「物理的距離をとらなければいけない今こそ、精神的距離を縮める教育が必要」と強調。ポイントとして、正しい情報を伝える▽制限が多い中で、「できること」に目を向けて喜びを味わわせる▽差別的な言動に同調せず、自他の価値を尊重する態度を育てる――の三つを挙げた。
※中略
「手引き」は、市のホームぺージで閲覧できる。【大平明日香】
毎日新聞 2020年6月17日 10時01分(最終更新 6月17日 10時02分)
https://mainichi.jp/articles/20200617/k00/00m/040/044000c
新型コロナウイルスに関する差別や偏見から児童・生徒を守ろうと、さいたま市教育委員会が教職員向けに、「差別防止の手引き」を作成した。「新しい生活様式」で学校が再開した中、感染者や、生活様式を守らない子への過剰反応が差別につながらないよう具体的な指導内容を示した。
さいたま市は1日から分散登校を始め、15日から通常授業を再開した。マスク着用や「友達との距離を空ける」など、感染防止のための新たなルールを指導している。
全10ページの「手引き」は市立学校の全教職員に送付した。「制限や禁止のみの指導が、新しい生活様式を守れない人などへの中傷につながってはならない」とし、「物理的距離をとらなければいけない今こそ、精神的距離を縮める教育が必要」と強調。ポイントとして、正しい情報を伝える▽制限が多い中で、「できること」に目を向けて喜びを味わわせる▽差別的な言動に同調せず、自他の価値を尊重する態度を育てる――の三つを挙げた。
※中略
「手引き」は、市のホームぺージで閲覧できる。【大平明日香】