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毎日新聞
パンダのタンタンが学習帳「神戸ノート」表紙に 40年ぶり新商品に採用
神戸市立王子動物園のジャイアントパンダ「タンタン」=神戸市灘区で2020年6月1日午前10時8分、北村隆夫撮影
神戸市内の小学生に広く使われている学習帳「神戸ノート」。約40年ぶりとなる新商品の表紙デザインに、市立王子動物園(灘区)のジャイアントパンダ「タンタン」が採用された。タンタンは7月に貸与期限を迎え、中国に帰ることが決まっている。動物園関係者は「ノートを通して、神戸にはタンタンがいたと知ってもらえる」と喜んでいる。
神戸ノートは「関西ノート」(長田区)が1952年から販売する学習帳。市内の街並みがモノトーンで印刷されたデザインは、世代を超えて愛されてきた。動物園の写真は、白鳥をあしらった「自由帳」など2冊で使われている。
今回、園側が「新たな写真を使ってほしい」と呼びかけ、同社が約40年ぶりに発売する新商品の方眼紙ノート(B5)で採用されることになった。表紙のタンタンは2018年11月に撮影。朝ご飯の後、お気に入りの岩の上でのんびり休憩するカットが採用された。裏表紙は、19年11月に撮影されたライオンのサクラ(雌)とラオ(雄)。園担当者は「帰国が決まる前からの企画だが、市民の愛着あるノートにタンタンが採用されてうれしい」と話す。
新発売のノートは1冊198円。限定商品ではなく、17日ごろから市内の文房具店やスーパーなどで購入できる。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200612-00000037-mai-soci