https://news.yahoo.co.jp/articles/64070ea6226aac0c2cce1b630de07a384d3b7c98
※リンク先に動画あり
去年の夏、三重県の英虞湾で発生した養殖真珠を育てるアコヤガイの大量死。
母貝になるはずだった稚貝が大きな被害を受け、今年は、核入れできる貝がいつもより少ない中で養殖が始まっていますが、
ただでさえ厳しい状況に追い打ちをかけるように、よくない兆しが出始めているようです。
6月9日、英虞湾を走る一艘の船。三重県水産研究所の職員が、真珠を作るアコヤガイの様子を調べています。その結果…。
養殖業者:
「湾奥でちょっと異常が出とる…」
“よくない兆候”が見つかりました…。
去年7月、全国有数の真珠養殖の産地を襲ったアコヤガイの大量死。
6月末から8月にかけて、「外套膜」と呼ばれる器官が縮んで貝が死んでしまう現象が相次ぎ、全体のおよそ半分、209万個が被害に。
稚貝の7割が死んでしまいましたが、原因は未だ特定できていません。
養殖業者:
「去年のことがどうしても、わしらも頭に入っとるんやけど、原因がハッキリ分かればちょっと対応の仕方もあるんやけど。
やっぱり一番気になるのは、また大量死が起こったらどうするんやいうことやもんで」
原因が分からないまま始まった今年の養殖。
アコヤガイに去年、異常が出始めた6月に入り、県は週1回のペースで養殖場をまわり、状況を確認しています。
アコヤガイを使った真珠の養殖では、通常、まず「稚貝」を1年から2年ほど育てて「母貝」にします。
この母貝に核入れし、そこからさらに半年から1年半ほどかけて、ようやく真珠はできます。
本来なら「母貝」になるはずだった稚貝の大量死により、今年は核入れできる貝が、例年に比べ大幅に減っています。
養殖業者:
「(Q.今年はどうですか?)今のところものすごい順調やで。状態はええように思うけどね」
こちらのアコヤガイは順調に育っているということですが、別の業者のイカダでは…口が開いてしまった大量のアコヤガイ。
養殖業者:
「これ全部(外套膜が)下がっとるヤツ。(Q.症状が出ていますか?)すごいよ。(去年と比べて)ちょっと多い感じやなあ。去年よりもひどくなると違うやろか」
神明地区や立神地区など英虞湾の奥の場所で、5月末から母貝に去年と同じ現象が発生。
県によると、被害は稚貝にも出始めているといいます。
2年連続の大量死につながりかねない、英虞湾の“異変”。
三重県は原因究明を続けるとともに、被害の詳細を養殖業者に提供するなど、拡大防止に努めたいとしています。
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去年の夏、三重県の英虞湾で発生した養殖真珠を育てるアコヤガイの大量死。
母貝になるはずだった稚貝が大きな被害を受け、今年は、核入れできる貝がいつもより少ない中で養殖が始まっていますが、
ただでさえ厳しい状況に追い打ちをかけるように、よくない兆しが出始めているようです。
6月9日、英虞湾を走る一艘の船。三重県水産研究所の職員が、真珠を作るアコヤガイの様子を調べています。その結果…。
養殖業者:
「湾奥でちょっと異常が出とる…」
“よくない兆候”が見つかりました…。
去年7月、全国有数の真珠養殖の産地を襲ったアコヤガイの大量死。
6月末から8月にかけて、「外套膜」と呼ばれる器官が縮んで貝が死んでしまう現象が相次ぎ、全体のおよそ半分、209万個が被害に。
稚貝の7割が死んでしまいましたが、原因は未だ特定できていません。
養殖業者:
「去年のことがどうしても、わしらも頭に入っとるんやけど、原因がハッキリ分かればちょっと対応の仕方もあるんやけど。
やっぱり一番気になるのは、また大量死が起こったらどうするんやいうことやもんで」
原因が分からないまま始まった今年の養殖。
アコヤガイに去年、異常が出始めた6月に入り、県は週1回のペースで養殖場をまわり、状況を確認しています。
アコヤガイを使った真珠の養殖では、通常、まず「稚貝」を1年から2年ほど育てて「母貝」にします。
この母貝に核入れし、そこからさらに半年から1年半ほどかけて、ようやく真珠はできます。
本来なら「母貝」になるはずだった稚貝の大量死により、今年は核入れできる貝が、例年に比べ大幅に減っています。
養殖業者:
「(Q.今年はどうですか?)今のところものすごい順調やで。状態はええように思うけどね」
こちらのアコヤガイは順調に育っているということですが、別の業者のイカダでは…口が開いてしまった大量のアコヤガイ。
養殖業者:
「これ全部(外套膜が)下がっとるヤツ。(Q.症状が出ていますか?)すごいよ。(去年と比べて)ちょっと多い感じやなあ。去年よりもひどくなると違うやろか」
神明地区や立神地区など英虞湾の奥の場所で、5月末から母貝に去年と同じ現象が発生。
県によると、被害は稚貝にも出始めているといいます。
2年連続の大量死につながりかねない、英虞湾の“異変”。
三重県は原因究明を続けるとともに、被害の詳細を養殖業者に提供するなど、拡大防止に努めたいとしています。