シベリア、5月に「極めて異常な」気温観測 平均より10度高い地域も
AFP 2020年6月5日 21:23 発信地:パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3286828?cx_part=latest
ロシア・クラスノヤルスク地方の森から立ち昇る森林火災の煙(2019年8月4日撮影、資料写真)。(c)Ekaterina ANISIMOVA / AFP
森林火災で一部が焼けたロシア・クラスノヤルスク地方の森(2019年8月4日撮影、資料写真)。(c)Ekaterina ANISIMOVA / AFP)
アラスカとカナダの広範囲で発生した原野火災の煙。
GOESイースト衛星とGOESウエスト衛星が2019年7月23日に撮影した画像を合成して作成。
米海洋大気局(NOAA)提供(2019年7月29日提供)。(c)HO / NASA/NOAA / AFP
アラスカとカナダの広範囲で発生した原野火災の煙。米海洋大気局(NOAA)提供
(2019年7月22日撮影、29日提供)。(c)HO / NASA/NOAA / AFP
【6月5日 AFP】ロシア・シベリア(Siberia)地方の今年5月の平均気温は、例年より10度近く高かったことが分かった。
欧州連合(EU)の気候監視ネットワークであるコペルニクス気候変動サービス(Copernicus Climate Change Service、C3S)が5日、
明らかにした。
シベリアには地球上の永久凍土のほとんどが集中している。
C3Sによると、世界全体の5月の気温は1981年?2010年の同月平均より0.63度高く、
米アラスカ州の一部、欧州、米国、北米、南米、アフリカの一部、南極で平均を超えた。
また、2020年5月までの12か月間の平均気温は産業革命以前の基準より1.3度近く高かったという。
産業革命以前の気温は、地球温暖化の度合いを測る基準としてしばしば引き合いにされる。
さらにシベリア地方では3月から5月にかけて「極めて異常な」気温が観測され、
オビ(Ob)川とエニセイ(Yenisei)川流域の一部では、1981年?2010年の平均気温より10度近く高かったという。
また、これらの川では「記録的な早さの解氷が確認された」という。
シベリアとアラスカの一部では昨年、記録的な暑さにより大規模な原野火災が発生しており、地域一帯を覆う熱波は特に危険だ。
また、地中でくすぶる「ゾンビ火災」が再燃する可能性もあるとC3Sは警告している。(c)AFP/Kelly MACNAMARA / Marlowe HOOD
AFP 2020年6月5日 21:23 発信地:パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3286828?cx_part=latest
ロシア・クラスノヤルスク地方の森から立ち昇る森林火災の煙(2019年8月4日撮影、資料写真)。(c)Ekaterina ANISIMOVA / AFP
森林火災で一部が焼けたロシア・クラスノヤルスク地方の森(2019年8月4日撮影、資料写真)。(c)Ekaterina ANISIMOVA / AFP)
アラスカとカナダの広範囲で発生した原野火災の煙。
GOESイースト衛星とGOESウエスト衛星が2019年7月23日に撮影した画像を合成して作成。
米海洋大気局(NOAA)提供(2019年7月29日提供)。(c)HO / NASA/NOAA / AFP
アラスカとカナダの広範囲で発生した原野火災の煙。米海洋大気局(NOAA)提供
(2019年7月22日撮影、29日提供)。(c)HO / NASA/NOAA / AFP
【6月5日 AFP】ロシア・シベリア(Siberia)地方の今年5月の平均気温は、例年より10度近く高かったことが分かった。
欧州連合(EU)の気候監視ネットワークであるコペルニクス気候変動サービス(Copernicus Climate Change Service、C3S)が5日、
明らかにした。
シベリアには地球上の永久凍土のほとんどが集中している。
C3Sによると、世界全体の5月の気温は1981年?2010年の同月平均より0.63度高く、
米アラスカ州の一部、欧州、米国、北米、南米、アフリカの一部、南極で平均を超えた。
また、2020年5月までの12か月間の平均気温は産業革命以前の基準より1.3度近く高かったという。
産業革命以前の気温は、地球温暖化の度合いを測る基準としてしばしば引き合いにされる。
さらにシベリア地方では3月から5月にかけて「極めて異常な」気温が観測され、
オビ(Ob)川とエニセイ(Yenisei)川流域の一部では、1981年?2010年の平均気温より10度近く高かったという。
また、これらの川では「記録的な早さの解氷が確認された」という。
シベリアとアラスカの一部では昨年、記録的な暑さにより大規模な原野火災が発生しており、地域一帯を覆う熱波は特に危険だ。
また、地中でくすぶる「ゾンビ火災」が再燃する可能性もあるとC3Sは警告している。(c)AFP/Kelly MACNAMARA / Marlowe HOOD