https://news.yahoo.co.jp/articles/1016527a1024cfaec26e7a53f107f6fbc00b0ec2
福井県美浜町菅浜の海岸に5月21日、巨大なクジラの死体が漂着した。
同県立恐竜博物館によると、全長18.5メートルのナガスクジラで、10メートル以上の個体が日本海側で見つかるのは珍しい。
付近で調査、解体され、肉片などは6月2日に埋められた。骨格は同博物館が引き取り、研究や教育・普及に役立てる。
敦賀海上保安部などによると、地元の漁師が5月21日午前3時半ごろ、海上を南東に向け漂流中のクジラを発見し通報。
午前11時40分ごろ菅浜に漂着した。
調査した同博物館の一島啓人研究・展示課長(海生哺乳類)によると、縦じまのみぞがあり、
白と黒のツートンカラーがはっきりしている特徴からナガスクジラと判断した。
体には、船舶と接触した際の傷などがなく、胃の中も異常がないため、死因は分からないという。
県内で記録がある過去六十数年間で、ナガスクジラの発見や漂着はなかった。
一島課長は「骨格は3トン程度とみられる大きなもので貴重。展示するかは今後検討する」と話していた。
町によると、付近でのクジラは、定置網に5メートル程度のものが迷い込む程度だという。
福井県美浜町菅浜の海岸に漂着したナガスクジラ=同町で2020年5月29日午後7時31分
福井県美浜町菅浜の海岸に5月21日、巨大なクジラの死体が漂着した。
同県立恐竜博物館によると、全長18.5メートルのナガスクジラで、10メートル以上の個体が日本海側で見つかるのは珍しい。
付近で調査、解体され、肉片などは6月2日に埋められた。骨格は同博物館が引き取り、研究や教育・普及に役立てる。
敦賀海上保安部などによると、地元の漁師が5月21日午前3時半ごろ、海上を南東に向け漂流中のクジラを発見し通報。
午前11時40分ごろ菅浜に漂着した。
調査した同博物館の一島啓人研究・展示課長(海生哺乳類)によると、縦じまのみぞがあり、
白と黒のツートンカラーがはっきりしている特徴からナガスクジラと判断した。
体には、船舶と接触した際の傷などがなく、胃の中も異常がないため、死因は分からないという。
県内で記録がある過去六十数年間で、ナガスクジラの発見や漂着はなかった。
一島課長は「骨格は3トン程度とみられる大きなもので貴重。展示するかは今後検討する」と話していた。
町によると、付近でのクジラは、定置網に5メートル程度のものが迷い込む程度だという。
福井県美浜町菅浜の海岸に漂着したナガスクジラ=同町で2020年5月29日午後7時31分