[オタワ 29日 ロイター] - カナダ統計局が29日発表した4月の実質国内総生産(GDP)速報値は前月比11%減と過去最大の落ち込みとなった。新型コロナウイルスの感染拡大を抑制する制限措置が響いた。
3月は7.2%減となったが、アナリスト予想(9%減)は上回った。
統計局によると「3─4月の減少は、連続した月次の減少として過去最大となる可能性が高い」という。
第1・四半期は年率で8.2%減と、2009年第1・四半期(8.7%減)以来の大幅な落ち込みとなった。アナリスト予想は10%減だった。
BMOのチーフ・エコノミスト、ダグ・ポーター氏は「今年のカナダ経済の減少が5%、6%、7%、8%のいずれであっても、厳しい環境であることは変わらず、金融・財政両面の政策による大幅な支援が必要になるだろう」と述べた。
第1・四半期の家計支出は過去最大の2.3%減となった。「大幅な雇用喪失や所得の不確実性、不要不急の小売店やレストランなどの閉鎖に伴う支出機会の制限、旅行・観光活動の制約などの影響を受けた」(統計局)という。
発表を受け、カナダドルは1米ドル=1.3740カナダドルに下落した。
RBCのシニアエコノミスト、ネイサン・ジャンゼン氏は「いかに早く経済が回復できるかが問題だ。その不確実性は高く、経済的な問題だけではなく、新型コロナ感染の広がりにも左右される」と述べた。
ビジネス2020年5月29日 / 23:09 / 11分前更新
https://jp.reuters.com/article/canada-economy-gdp-idJPKBN23525B?feedType=RSS&feedName=businessNews&utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
3月は7.2%減となったが、アナリスト予想(9%減)は上回った。
統計局によると「3─4月の減少は、連続した月次の減少として過去最大となる可能性が高い」という。
第1・四半期は年率で8.2%減と、2009年第1・四半期(8.7%減)以来の大幅な落ち込みとなった。アナリスト予想は10%減だった。
BMOのチーフ・エコノミスト、ダグ・ポーター氏は「今年のカナダ経済の減少が5%、6%、7%、8%のいずれであっても、厳しい環境であることは変わらず、金融・財政両面の政策による大幅な支援が必要になるだろう」と述べた。
第1・四半期の家計支出は過去最大の2.3%減となった。「大幅な雇用喪失や所得の不確実性、不要不急の小売店やレストランなどの閉鎖に伴う支出機会の制限、旅行・観光活動の制約などの影響を受けた」(統計局)という。
発表を受け、カナダドルは1米ドル=1.3740カナダドルに下落した。
RBCのシニアエコノミスト、ネイサン・ジャンゼン氏は「いかに早く経済が回復できるかが問題だ。その不確実性は高く、経済的な問題だけではなく、新型コロナ感染の広がりにも左右される」と述べた。
ビジネス2020年5月29日 / 23:09 / 11分前更新
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