KMバイオロジクス(熊本市)の永里敏秋社長は25日、新型コロナウイルスの予防ワクチン開発に関して記者会見し、ヒトに投与して安全性や有効性を確認する臨床試験を2021年度中に始める考えを示した。
同社は、感染力や毒性をなくした新型コロナウイルスからつくる不活化ワクチンの開発を目指す。永里社長は「化学及血清療法研究所(化血研)時代から培ったウイルス関連の技術者や設備は他の会社にはないものだ」と述べ、自社の研究開発力に自信を示した。
一方、ワクチン開発には通常7〜10年かかるとし、「今の時点では市場に投入できる時期がいつになるか約束できない」と述べた。
また永里社長は、同社に新型インフルエンザワクチンで5700万人分の生産能力があり、「(新型コロナワクチンの)研究開発がうまくいけばすぐにも量産できる」と強調。他社が開発で先行した場合、「設備を有効に活用したい」と製造受託の可能性にも言及した。
KMバイオの新型コロナワクチン開発は、国立感染症研究所、東京大医科学研究所、医薬基盤・健康・栄養研究所と共同で実施。20年度中に動物を用いた非臨床試験を終える計画だ。(田上一平)
5/26(火) 12:07配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/722ac00cb6510ea4148f528aa40875394a1c1272
同社は、感染力や毒性をなくした新型コロナウイルスからつくる不活化ワクチンの開発を目指す。永里社長は「化学及血清療法研究所(化血研)時代から培ったウイルス関連の技術者や設備は他の会社にはないものだ」と述べ、自社の研究開発力に自信を示した。
一方、ワクチン開発には通常7〜10年かかるとし、「今の時点では市場に投入できる時期がいつになるか約束できない」と述べた。
また永里社長は、同社に新型インフルエンザワクチンで5700万人分の生産能力があり、「(新型コロナワクチンの)研究開発がうまくいけばすぐにも量産できる」と強調。他社が開発で先行した場合、「設備を有効に活用したい」と製造受託の可能性にも言及した。
KMバイオの新型コロナワクチン開発は、国立感染症研究所、東京大医科学研究所、医薬基盤・健康・栄養研究所と共同で実施。20年度中に動物を用いた非臨床試験を終える計画だ。(田上一平)
5/26(火) 12:07配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/722ac00cb6510ea4148f528aa40875394a1c1272