新型コロナウイルス感染拡大による休校からの学校再開が各地で続いていることを受け、萩生田光一文部科学相は22日の記者会見で、学校の衛生管理の参考となるよう、地域の感染状況によって三つのレベルに分け、保つべき身体的距離などを明示した学校向けの衛生管理マニュアルを作成したと明らかにした。同日、全国の教育委員会などに送った。
新型コロナ対策を検討する政府の専門家会議は感染状況に応じて都道府県を「特定警戒」と「感染拡大注意」「感染観察」の3種類に区分。文科省もこの区分に対応して、「特定警戒」と「感染拡大注意」、過去に経路が不明な感染者が一定程度いるなどとして注意を要する「感染観察」に相当するレベルの地域では、学校での身体的距離をできるだけ2メートル、最低でも1メートル取るよう要請した。それ以外の感染観察に相当する地域は1メートルを目安に最大限間隔を取るよう求めた。
部活動も「特定警戒」相当の場合は個人や少人数で実施し、短時間に限定。給食などでの感染予防策もレベルに応じて提示した。
萩生田氏は「長期間、新たな感染症とともに生きていかないといけない。学校設置者は一切気を緩めることなく、新しい生活様式を学校に導入し、リスクを低減する必要がある」と指摘。その上で「リスクをゼロにできない事実を前提に、学校医らと連携して教育活動を段階的に実施していただきたい」と語った。
毎日新聞 2020年5月22日 16時25分(最終更新 5月22日 16時25分)
https://mainichi.jp/articles/20200522/k00/00m/040/127000c
新型コロナ対策を検討する政府の専門家会議は感染状況に応じて都道府県を「特定警戒」と「感染拡大注意」「感染観察」の3種類に区分。文科省もこの区分に対応して、「特定警戒」と「感染拡大注意」、過去に経路が不明な感染者が一定程度いるなどとして注意を要する「感染観察」に相当するレベルの地域では、学校での身体的距離をできるだけ2メートル、最低でも1メートル取るよう要請した。それ以外の感染観察に相当する地域は1メートルを目安に最大限間隔を取るよう求めた。
部活動も「特定警戒」相当の場合は個人や少人数で実施し、短時間に限定。給食などでの感染予防策もレベルに応じて提示した。
萩生田氏は「長期間、新たな感染症とともに生きていかないといけない。学校設置者は一切気を緩めることなく、新しい生活様式を学校に導入し、リスクを低減する必要がある」と指摘。その上で「リスクをゼロにできない事実を前提に、学校医らと連携して教育活動を段階的に実施していただきたい」と語った。
毎日新聞 2020年5月22日 16時25分(最終更新 5月22日 16時25分)
https://mainichi.jp/articles/20200522/k00/00m/040/127000c