中日スポーツ、「大村知事」複数記事を削除 「名誉を傷つけました」とお詫び
中日新聞社は2020年5月19日、発行する中日スポーツのネット記事で、愛知県の大村秀章知事の名誉を傷つける内容を掲載したとして、「大村知事と関係者に深くお詫びします」と謝罪した。
美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長が大村氏を批判したツイートを転載したものの、記事制作の過程に不備があったという。
中日新聞社は取材に対し、ガイドラインを作成して再発防止に努めるとする。
中日スポーツに掲載された謝罪文
「せめて言い分を聞いた上で載せるべきだった」
中日スポーツのウェブサイトに掲載された謝罪文によると、新型コロナウイルスへの愛知県の対応などをめぐり、高須氏が大村氏を批判したツイートを記事で取り上げ、「事実関係の検証や大村知事側の反論を取材することなく配信し、記事として不適切な表現もありました」と説明。「知事の名誉を傷つけました。大村知事と関係者に深くお詫びします」と謝罪した。
中日新聞社中日スポーツ総局の齋田太郎次長は20日、J-CASTニュースの取材に、4月2日公開の記事「高須院長が怒りのツイート..."インフルと同じ"の愛知県知事に『マスクしろ。愛知県民を危険にさらすな』」など、10本ほど削除したと明かす。
高須氏は謝罪文を受け、「報道の自由に対する干渉だよ。大村知事」「表現の不自由展に血税を注ぎ込む大村知事の中日スポーツに対する抗議はダブルスタンダードだと思います」などとツイッターで反発したが、齋田氏によれば抗議はなく、社内で過去の記事を振り返ったところ、「報道機関として良くない」と判断した。県秘書室も取材に、そのような事実はないと答えた。
齋田氏は、「大村知事だけでなく、新型コロナウイルスに関する国や自治体の対応について、いろいろな著名人がツイートしている。最近では野球もなく、ツイートを転載する量が多くなっていて、事実の検証を十分にせずに、一方的な言い分を書いてしまう(記事もあった)。本来であれば相手を傷つけるような行為であれば、反論を同時に載せるのは通常の取材活動ならやるべき。それをしないまま載せてしまった」「前線で戦っている人たちでもあり、相手にせめて言い分を聞いた上で載せるべきだった」と話す。
上記の記事以外では、
「高須院長が愛知県・大村知事に再び強烈ダメ出し!!『ご自分の給与を辞退するべきだと存じます。たかることしかしない』」(4月24日)
「高須院長がまたまた愛知県・大村知事を''口撃''...新型コロナ感染者HP掲載の情報漏洩に『謝罪おそい』」(5月6日)
「高須院長 愛知県・大村知事に終わりなき集中砲火!!『なんだよ 大村知事』」(5月6日)
「高須院長『僕が愛知県に払い続けた莫大な税金 有効に使われたんだろうか?』大村知事の姿勢に疑問抱く」(5月8日)
などが削除された。
大村氏は20日、ツイッターで「中日スポーツWeb版に、私に関する記事についてのおわびが掲載されました」と報告している。
ネット記事のガイドライン作成へ
謝罪文には、「今後は公平性や客観性、人権に一層配慮して再発防止に努めます」とある。具体的にはネット記事に特化したガイドラインを作るという。
※続きはソースからご覧ください
https://www.j-cast.com/2020/05/20386329.html
2020年05月20日20時01分 J-CASTニュース
中日新聞社は2020年5月19日、発行する中日スポーツのネット記事で、愛知県の大村秀章知事の名誉を傷つける内容を掲載したとして、「大村知事と関係者に深くお詫びします」と謝罪した。
美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長が大村氏を批判したツイートを転載したものの、記事制作の過程に不備があったという。
中日新聞社は取材に対し、ガイドラインを作成して再発防止に努めるとする。
中日スポーツに掲載された謝罪文
「せめて言い分を聞いた上で載せるべきだった」
中日スポーツのウェブサイトに掲載された謝罪文によると、新型コロナウイルスへの愛知県の対応などをめぐり、高須氏が大村氏を批判したツイートを記事で取り上げ、「事実関係の検証や大村知事側の反論を取材することなく配信し、記事として不適切な表現もありました」と説明。「知事の名誉を傷つけました。大村知事と関係者に深くお詫びします」と謝罪した。
中日新聞社中日スポーツ総局の齋田太郎次長は20日、J-CASTニュースの取材に、4月2日公開の記事「高須院長が怒りのツイート..."インフルと同じ"の愛知県知事に『マスクしろ。愛知県民を危険にさらすな』」など、10本ほど削除したと明かす。
高須氏は謝罪文を受け、「報道の自由に対する干渉だよ。大村知事」「表現の不自由展に血税を注ぎ込む大村知事の中日スポーツに対する抗議はダブルスタンダードだと思います」などとツイッターで反発したが、齋田氏によれば抗議はなく、社内で過去の記事を振り返ったところ、「報道機関として良くない」と判断した。県秘書室も取材に、そのような事実はないと答えた。
齋田氏は、「大村知事だけでなく、新型コロナウイルスに関する国や自治体の対応について、いろいろな著名人がツイートしている。最近では野球もなく、ツイートを転載する量が多くなっていて、事実の検証を十分にせずに、一方的な言い分を書いてしまう(記事もあった)。本来であれば相手を傷つけるような行為であれば、反論を同時に載せるのは通常の取材活動ならやるべき。それをしないまま載せてしまった」「前線で戦っている人たちでもあり、相手にせめて言い分を聞いた上で載せるべきだった」と話す。
上記の記事以外では、
「高須院長が愛知県・大村知事に再び強烈ダメ出し!!『ご自分の給与を辞退するべきだと存じます。たかることしかしない』」(4月24日)
「高須院長がまたまた愛知県・大村知事を''口撃''...新型コロナ感染者HP掲載の情報漏洩に『謝罪おそい』」(5月6日)
「高須院長 愛知県・大村知事に終わりなき集中砲火!!『なんだよ 大村知事』」(5月6日)
「高須院長『僕が愛知県に払い続けた莫大な税金 有効に使われたんだろうか?』大村知事の姿勢に疑問抱く」(5月8日)
などが削除された。
大村氏は20日、ツイッターで「中日スポーツWeb版に、私に関する記事についてのおわびが掲載されました」と報告している。
ネット記事のガイドライン作成へ
謝罪文には、「今後は公平性や客観性、人権に一層配慮して再発防止に努めます」とある。具体的にはネット記事に特化したガイドラインを作るという。
※続きはソースからご覧ください
https://www.j-cast.com/2020/05/20386329.html
2020年05月20日20時01分 J-CASTニュース