【ヨハネスブルク=深沢亮爾】アフリカ南部レソト政府は13日、国内で新型コロナウイルスの感染者1人を初めて確認したと発表した。累計感染者が約4万5000人のサウジアラビアから帰国した留学生という。これでアフリカ全54か国に感染が広がったことになる。
アフリカ疾病予防管理センターによると、アフリカ初の感染確認は2月14日で、全体の感染者数は13日時点で7万人近くに上る。欧米と比べ増加ペースが緩やかな背景として、「航空路線が少なく、早期の外出禁止令が奏功した」(南アフリカ経済誌)との見方がある。
外出禁止令を徐々に緩和する国が増える中、感染抑止との両立の難しさも浮き彫りになっている。西アフリカ・ガーナは4月20日に首都などの外出制限を緩和して以降、累計感染者が約5倍に増えた。世界保健機関(WHO)は「適切な対応を怠れば甚大な犠牲が出かねない」と警戒を呼びかけている。
2020/05/14 19:26
https://www.yomiuri.co.jp/world/20200514-OYT1T50236/
アフリカ疾病予防管理センターによると、アフリカ初の感染確認は2月14日で、全体の感染者数は13日時点で7万人近くに上る。欧米と比べ増加ペースが緩やかな背景として、「航空路線が少なく、早期の外出禁止令が奏功した」(南アフリカ経済誌)との見方がある。
外出禁止令を徐々に緩和する国が増える中、感染抑止との両立の難しさも浮き彫りになっている。西アフリカ・ガーナは4月20日に首都などの外出制限を緩和して以降、累計感染者が約5倍に増えた。世界保健機関(WHO)は「適切な対応を怠れば甚大な犠牲が出かねない」と警戒を呼びかけている。
2020/05/14 19:26
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