13日は真夏日となる所が相次ぎました。暑い日にはビールといきたいところですが、外出自粛で販売が苦戦するなか、メーカーは新たな手法で活路を見出しています。
東京では日中28.7度まで気温が上がり、今年一番の暑さとなりました。マスクをしているため、余計に蒸してしまうようです。関東から西は各地で30度以上の真夏日を記録しています。
汗ばむ日には喉に染みるビールを味わいたくなるもの。長引く外出自粛の影響で三重県にある地ビールを製造する企業も窮地に立たされていました。
伊勢角屋麦酒・鈴木成宗社長:「実は皆さんに折り入ってお願いがあります。ほんとに助けて頂きたいなというふうに思っております。外に出れないストレスがたまる世の中ですけど、ビールを飲んで頂いてですね、家庭で少しでもストレスを和らげて頂きたいなと思っています」
創業は安土桃山時代の1575年。当時、茶屋として始まった歴史がある老舗ビール工房は主要な取引先であるバーや居酒屋の休業によって先月は売り上げが激減。熟成させるタンクは一時、ほぼ満タンのまま眠った状態で出荷ができないとSNSなどで窮状を訴えました。
伊勢角屋麦酒・鈴木成宗社長:「私が想像したはるかに強い反響を頂きまして、本当に北海道から沖縄に至るまで全国の方々からたくさんのご注文とそれにもまして励ましのお言葉、ねぎらいのお言葉を本当に頂きまして」
また、売り上げが落ち込んでいる地元の精肉店などと協力して地ビールと合わせてセットで販売。他の地域のビール会社とも手を組み商品のバリエーションも増えているそうです。
一方、こちらもビールの話題ですが、茨城県庁にある知事室に置かれた透明な液体。実はビールの原材料を使った高濃度のエタノールです。茨城県内のビール会社などが工場で、出荷が見込まれないビールを蒸留するなどして消毒液に変身させ、地元の自治体に寄贈しました。作った消毒液は普段の顧客への恩返しとして協力企業と一緒に無償で提供したいと話しています。
https://news.livedoor.com/article/detail/18255807/
2020年5月13日 19時32分 テレ朝news