緊急事態宣言の期間が31日まで延長された13の特定警戒都道府県では7日も引き続き、商業施設や飲食店などへの休業要請が継続された。各店の売り上げは激減しており、経営者らは「もう限界」と訴えた。
東京・銀座では有名百貨店や高級装飾店も軒並み休業し、この日も人出は少ない。そんな中で約1カ月ぶりに開店した婦人服オーダー店「マリア」社長の藤原暁子さん(86)は「春夏の服を作れず、大打撃」とため息が漏れた。
創業73年の洋食店「銀座スイス」では時間を短縮して営業。店主の庄子あけみさん(56)が、都が短縮営業に応じた店舗に50〜100万円を支給するとした協力金について「全く足りない。店を続けられるよう踏ん張る」と語った。
同様に時短営業の生花店「こじま花店」の小島伸社長(61)は「今は我慢の時」としつつも、「コロナが終わって、どれだけのお客さんが戻ってくれるか」と不安を口にした。
一方、特定警戒都道府県となっている北海道では、札幌市の繁華街・ススキノでカラオケ店を運営する「スカイグラウンド」(札幌市中央区)が札幌地裁に自己破産を申請したことが判明。影響は、カラオケ運営会社の破産にまで発展している。
5/7(木) 18:45
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