上市町の山で3日、有害鳥獣の捕獲のためパトロールをしていた80代の男性が、クマに襲われてけがをしました。
県と上市警察署によりますと、3日午前11時ごろ、上市町蓬沢の山の中で、有害鳥獣の捕獲のためパトロールをしていた80代の男性がクマに襲われました。
男性は1人でパトロール中にクマに出会ったため発砲し、クマが死んだと思って近づいたところ、クマは生きていて、頭から顔にかけてひっかかれたということです。
男性は自力で別の捕獲隊員がいた小屋に逃げ込み、この隊員が消防に通報しました。
男性は病院に運ばれて治療中で、けがの程度は不明ですが意識はあるということです。
その後、上市町や猟友会が現場をパトロールしましたが、男性を襲ったクマは見つかっていません。
クマによる人への被害は、県内では、ことし初めてです。
ことしの春は暖冬の影響でクマの行動が例年より早くなっています。
県は山菜採りなどで山に入る際、クマの痕跡を見つけた場合は引き返すこと、鈴やラジオなど音が出るものを持つことなどを呼びかけています。
最終更新: 5/3(日) 19:57
北日本放送
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